甲賀市は、甲賀流忍者発祥の地。
忍者が修行したといわれる修行場や本物の忍者屋敷が残っています。
また、近年は一般の民家からも忍者に関わる古文書が発見されています。
市内には江戸時代に栄えた東海道の宿場があります。
難所鈴鹿峠の麓に位置する土山宿、城下町の水口宿。
宿場名残のまちなみや、城跡が今に残ります。
信楽町は、日本六古窯の一つに数えられる由緒正しい焼物産地。
緋色やビードロ釉が織り成す伝統的な信楽焼から、現代風のオシャレなデザインまで、産地ならではの楽しみがあります。
甲賀市は、県内有数のお茶の産地で、市内には土山茶と朝宮茶の2つのブランドがあります。それぞれ産地の特徴を持った味わいを楽しめます。お茶のスイーツもあります。
肥沃な土地が生み出す米と、琵琶湖の源流から流れる豊富な水は酒造業を栄えさせました。
今も滋賀県全体の四分の一に当たる9つの蔵が酒造りに取り組んでいます。
甲賀忍者の源流の一つと言われる山伏は、薬草や調剤の知識に長けていたと言われています。今もその名残で市内には製薬会社が多くあり、市の主要な産業の一つとなっています。